XserverのレンタルサーバープランにRoundcube Webmailをインストールしたので簡単に覚書を残します。
config/config.inc.phpの設定
インストール自体は特に難しいところはない。これだけ。
- Roundcube用のデータベースを作成しておく
- tar.gzアーカイブを入手
- 任意の場所に展開
- ブラウザから「https://〇〇〇〇/(roundcubeをインストールしたディレクトリ)/installer」にアクセスして設定を進めて完了
ただ、インストール完了後にログイン画面からログインしようとしてもエラーになってしまう。とことんまで調査してはいないが、Xserverの場合は以下の設定が必要なようだ。
// ----------------------------------
// IMAP
// ----------------------------------
…(中略)…
$config['default_host'] = 'ssl://sv○○○○○○.xserver.jp';
$config['default_port'] = 993;
// ----------------------------------
// SMTP
// ----------------------------------
…(中略)…
$config['smtp_server'] = 'ssl://sv○○○○○○.xserver.jp';
$config['smtp_port'] = 465;
ちなみに今回、何種類かのオープンソースのWebメールクライアントを比較したのだけど…PC版のThunderbirdのように、複数のメールアカウントのメールボックスをサイドペインに表示して、ひと目で確認できるWebメールクライアントってないもんですねえ…まあそれは、今回マスト条件ではなかったので別にいいのだけど。
Rainloop
データベースを必要とせずファイルを配置するだけで動作する。複数のメールアカウントをシームレスに切り替えられるのはGood!。ただあくまで切り替えであってMozilla Thunderbirdのように一覧で見られるわけではない。しかしこの機能が必須の人にはこれ一択かもしれない。ただフィルターが使えない。
SquirrelMail
リスでおなじみの古くからあるWebメールクライアント。まだあったんだ…
Roundcubeについて
Roundcubeは標準ではフィルター(受信メールの自動振り分け)機能は備えていないが、プラグインが存在する。プラグインの導入は簡単で「/plugins」ディレクトリに配置してから、設定ファイル「config.inc.php」に設定を追加するだけでいい。

上記は「filters」プラグインの画面。メールの自動振り分けに必要な機能は十分に備えている。