今回の記事では、ゆっくり時間をかけて食事を摂ることのメリット。および早食いのデメリットについて私自身の体験からまとめたいと思います。
早食いは百害あって一利なし
就職氷河期世代に生まれた私の年代においては、メディアと言えばテレビでした。
そんなテレビの中で活躍する、お笑い芸人や俳優といった方々がよく口にしていた言葉のなかで、今でも私の印象に残っている言葉があります。それは、
「メシを食うのが遅い奴は売れない」
というものです。実際にそうなのかは私にはわかりません。
「早食い」なんとなくカッコいい?
しかし、芸能の世界に限らず、サラリーマンなど一般的な世界であっても、忙しく仕事をしながら食事をとることもままならず、おにぎりやパンを片手にガツガツと頬張りながら、一心不乱に仕事に打ち込む、といった姿はなんとなくカッコいい、ポジティブな姿としてイメージされる方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、私は今回の記事であえて伝えたいのです。
早食いは、百害あって一利なし
です。
私と早食い
私はかつてとんでもない早食いでした。一般的なお弁当屋さんのからあげ弁当にたとえれば、だいたい5分かからず食べてしまうほどの速さです。私自身が感じていた食後の体調の変化には以下のようなものがありました。
- 食事の後、すさまじい眠気に襲われる(しばしば寝てしまう)
- それほどオーバーカロリーを採っているわけでもないのに太りやすい
- すぐにお腹が減ってしまい間食をせざるを得ない
おまけに健康診断の数値も微妙になってきてしまったので、意を決して「30分かけて食べる」ライフスタイルへ変更することを決意した次第です。
以下は、「一回の食事に30分かける」を実行して4ヶ月後に私が体験した身体の変化です。
- 食後も眠くなることがなくなった
- 食べる量が減った(おそらく以前は食べすぎていた)
- 腹持ちが良くなり間食が必要なくなった
- 寝付きが良くなった
一般的に言われる早食いの害
一般的に言われている早食いの弊害には、以下のようなものがあります。
- 脳が満腹を感じる前に食べてしまうため過食になりやすい
- 血糖値が急激に変動してしまう
- 次に空腹を感じるまでの時間が短くなってしまう
- 糖尿病の原因になる
- よく噛まずに食べ物を飲み込んでしまうため胃や腸に負担をかけてしまう
- 唾液が十分に出ないため虫歯になりやすくなる
単身者は早食いになりやすい
特に単身者や、家族と同居していても時間の都合で一人で食事をとっている人は要注意です。食事の際に会話をする相手がいないと、どうしても食事中に間が持たず、食べ物を口に運ぶペースが早くなり、早食いにつながりやすいのです。
30分かけて食べよう
それでは私が実践している方法を紹介します。
一回で口に運ぶ量を少なくする
これは簡単ですね。ご飯であれば少量を箸でつまんで口に運ぶ、というだけです。
一回口に運んだら必ず箸を置く
おかずを口に運んで、続けざまにご飯も…とやりがちですが、この習慣をやめて必ず箸を置く習慣をつけましょう。
「ながら食べ」上等!
スマホしながら、新聞を読みながら、パソコンでネットサーフィンなどなど。とにかく、ゆっくり食べられるなら何でも利用しましょう。
「行儀が悪い」?健康には変えられませんよ。
ちょいちょい用事を作って席を立つのも効果的です。単身者の方に想像していただきたいのですが、もし家族と同居していたら「ちょっとお父さんアレとってきて」とかありますよね?単身者の場合はそういう状況が生まれないので意図的に作ってやるという考え方です。
ただし激しい運動はNG
ただし、用事と言っても激しい運動は食事中にしてはいけません。走る、重いものを持ち上げる、筋トレ、などはやってはいけません。このような動作をすると消化の邪魔をしてしまうからです。
おわりに
今回の記事では、食事をゆっくり時間をかけることのメリットについてまとめました。この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。