今回の記事は、ゲーミングキーボードのRAZER BLACKWIDOW JP 緑軸のレビューです。
RAZER BLACKWIDOW JP 緑軸


テンキー付きのフルキーボードのタイプを購入したのですが、これはまあ当たり前なのですが・・テンキーレスと比べるとやはり場所をとります。長時間ゲームをすると姿勢にもかなり影響するのでサイズだけの点でいえば自分にはテンキーレスが合っていると感じた次第です。
Hypershiftとは?
Hypershiftに割り当てたキーを押している間は、特定のキー入力を別のキーとして入力できる、というものです。使えるキーが実質2倍になるわけです。
僕の場合は、Hypershiftキーには「無変換」キーを割り当てたうえで、ゲームで多用するWASDキーおよびその周辺のキーに別のキーを割り当てていました。「無変換」を押さずに「W」キーを押した場合はそのまま「W」キーが押され、「無変換」を押しながら「W」キーを押すと「テンキー8」が押される(設定例)という感じです。
キーの設定変更はRazerの管理ソフトであるSynapseから手軽に変更できます。僕が使った限りではHypershiftの切り替え遅延などはなく安定して動作していました。
打鍵音
Cherryの緑軸は初めて使ったのですが、想像していたよりも打鍵音は大きいと感じました。コルセアのCherry赤軸のキーボードを使ったことがありますが、赤軸では音が気になったことはなかったです。
騒音計で3種のキーボードの打鍵音を測定してみた動画です。数値の差以上に緑軸のBLACKWIDOWは高音が強いせいかひときわ大きく感じました。

キーボード3機種の打鍵音を比較した動画を作成しました。以下がその動画です。
ただ打鍵音が大きいといっても、僕の場合はゲーム以外の普段使いではほぼ気になりませんでした。文字をタイプするとかそういう作業では意識しない限り音が大きいと感じることはなかったです。
ただ問題だったのは、ゲームの時です。常に銃声や爆発音が鳴り響いているようなFPSならほぼ気にならないのですが、静かにBGMや環境音を楽しむタイプのゲームだと打鍵音の大きさ・カン高さが気になってしまいました。
具体的に説明すると、最近発売されたPC版の「Red Dead Redemption 2 (レッド・デッド・リデンプション2)」(*以下RDR2)です。このゲームでは馬に乗って走っている最中に馬の歩調に合わせて特定のキーを押すと馬のスタミナが減ることなく走り続けられるという仕様があるのですが、しっとりと落ち着いた抑え目のBGMに美しい景色を楽しみながら旅をする・・最中にこの操作を機ボードでしようとすると、BLACKWIDOWのキーは「カチョーン!」とひときわ大きな音に感じられてしまいました。
別にキーボードでなくてもマウスにこの操作を割り当ててもよかったのですが、マウスのボタンにも限りがあるし、、というわけでRDR2に関してはBLACKWIDOWは使わなくなりました。
ゲーム用にキーボード購入を考えておられる方は、自身がよく遊ぶゲームのタイプとよく照らし合わせて検討されたら間違いない買い物ができるかと思います。お気に入りのゲームが静かな雰囲気のものが多いならキーボードも静音にこだわって選ぶというのも一つの目安かもしれません。
ただこうしたことはヘッドホン派の方や、スピーカーで思いっきり鳴らせる環境の方には関係ありませんね。打鍵音もそれほど聞こえないでしょうから。
こんな人にオススメ
- しっかりとしたクリック感を感じたい
- 打鍵音はあまり気にしない
- 銃声・爆発音が常に鳴り響いてるFPS好きな人(打鍵音が気にならないかも)
- ヘッドホン派/スピーカーでも大音量OKな人
こんな人にはオススメできないかも
- クリック感は求めない
- 打鍵音が気になる(家族が寝静まった後で使うとか、オフィスでの使用など)
- 静かなBGMや環境音を楽しむタイプのゲームが好きな人
- スピーカーの音量をあまり上げられない人(打鍵音が気になるかも)
まとめ
Hypershiftは使いこなせばとても便利だと感じました。マクロも組み合わせればいろんなことができそうです。基本、本機はゲーミングキーボードなのでオフィスユースではないとは思いますが、そうした用途にも活用しても面白いかも。
作りとしてはしっかりとしたCherryのメカニカルキーボードだと感じました。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。