今回の記事は、IT系の中でもネットワークの専門的なお話です。
DNS設定が世界にどれだけ浸透したかを確認できるサービスを紹介します。
DNS変更の浸透はヤキモキさせられることが多い
久しぶりにDNS関連の設定に触れる機会があったんですが・・
いろんな技術は進歩しても、DNSの変更と変更内容が世界中に浸透するまでの技術だけは10年前とそんなに変わってないなあ、という印象です。
浸透には相変わらず時間がかかるし、やっかいなのは不安定な期間があって、古いほうを参照してしまうことも当たり前に起こります。具体的にはPINGをホスト名に対して何度か打つとその都度、名前解決されるIPが異なるという動きをします。
なのでDNSを変更する際には新旧両方の環境を稼働させておいてから、十分に期間を設けて世界中のどこからでもどっちにアクセスがあってもOKなように進めるのがセオリーなんですが・・
特に個人の場合は、予想もしない事態でそこまで準備万端にできないことがありますよね。
今回もそうで、なかなか切り替わってくれないことにかなりヤキモキさせられました・・
whatsmydns.netの紹介
そんなヤキモキを少しでも軽くしてくれるかもしれない便利なサービスを紹介します。
whatsmydns.net
Global DNS Propagation Checker
https://www.whatsmydns.net/
IP変換したいホスト名を入れて検索すると、世界中のDNSサーバーでそのホスト名がどのようなIPに解決されるのかが表示されます。「Expected Value」に期待するIPを入れておくと、そうでない場合は赤いX印を表示してくれてわかりやすくなっています。
もちろんここで期待した通りの結果が得られたとしても、自分の環境含めて世界中のすべての環境で期待通りになるわけはなく、あくまで目安として使うだけですが、時間経過とともに表示が変わっていくのを見ているのはなんか楽しいですよ(笑)。

おわりに
今回の記事ではDNSの変更の際に役立つかもしれないサイト「whatsmydns.net」を紹介しました。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。